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各室の通風装置用通風機
空調用諸機械
各種工作機械、電気溶接機等その他

3・7 機関室電気機器配置図とその説明(漁船の一例)

図36にみるとおり、ディーゼル主機関が中央に1基あって、その軸から推力軸受、中間軸、軸受を介して船尾管で包まれたプロペラ軸に至る。両舷に?1及び?2のディーゼル機関駆動の三相交流発電機225V60Hz100KVAが配置され、これらの電源の制御、監視を行う配電盤は前方隔壁付近の中央部にある。そして船内の電気消費機器に電源が供給される。交流電圧100Vに変圧する変圧器は前方右舷側にある。両舷には種々の補機用電動機が適当に配置され、それらの始動、停止の始動器及び制御器は右げん及び左げん側の集合始動器盤にまとめて配置されている。通信装置としては電話器及びエンジンテレグラフ、計測用としては排気ガス温度計等がある。
この漁船は総トン数300トンの小型船のため、主機関遠隔制御盤、機関室警報盤は前方隔壁付近にあるが、大型船ともなれば、これらの配電盤、制御盤等は機関室の中段に機関制御室を設け,その中において総ての機械類を遠隔及び自動制御を行う。また、これらは操だ室とも連携されている。

 

 

 

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